ー序ー
大正13年、中園淳太郎先生によって始められた福中・福高ラグビー部は、九州中等学校ラグビーの草分けであり、その創部当時の精神は、学校、部員、OB、父兄の協力により、90年の永きにわたって先輩から後輩へと、血と汗と涙によって今日に伝わってます。
ラグビーは十五人が一体となって、一人でも身勝手が許せない。数々の人に見えない縁の下の力持ちが原動力となって勝利へと結びつきます。これこそがラグビーの真骨頂であり、福中・福高ラグビー部の歴史が積み重ねてきた伝統のDNAであります。
われわれが誇りとする真紅に白線二本のユニフォーム、真紅は情熱、白は誠心。
またわれわれが心のよりどころである「千代原頭」。
紅顔に還り、グランドの選手たちと勝利を共に謳いましょう。
(一) 千 代 原 頭 緑 を こ め て
紫 映 ゆ る 玄 海 の 濤
十 万 夷 狄 の 血 に 肥 え し
勇 者 九 州 男 の 誓 い は 固 し
(二) 熱 球 血 を す す り て 虚 空 に 狂 い
若 き 勇 士 の 肉 弾 の 声
組 み て 倒 る る 砂 煙
春 日 原 頭 笛 の 声 高 し
(三) 血 に 酔 い 肉 に 飽 く 赫 土 の 中
筑 紫 の 山 野 金 風 高 し
肉 弾 相 搏 つ 争 覇 戦
共 に 謳 わ ん 勝 利 の 春 を